○議長(高橋浩君) これより討論に入ります。 討論の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋浩君) なしと認め、討論を終結いたします。
○議長(高橋浩君) これより採決いたします。 委員長の報告は、第86号請願は趣旨採択すべきであるとするものであります。
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(高橋浩君) 御異議なしと認めます。よって、第86号請願は、
委員長報告のとおり趣旨採択することに決しました。
○議長(高橋浩君) 次に、
文教福祉常任委員会に付託中の第60
号請願国立療養所南花巻病院・2
交代夜勤の導入の撤回を求めることについて、第76
号陳情矢沢学童クラブの
新築移転の
早期実現について、第91
号請願保育政策の充実を求めることについてを
一括議題とし、同委員長の報告を求めます。
文教福祉常任委員会委員長 和田幹男君。 (
文教福祉常任委員会委員長 和田幹男君登壇)
◆
文教福祉常任委員会委員長(
和田幹男君) 本委員会に付託されておりました次の
請願陳情の審査が終了しましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 終了した3件の
請願陳情の審査に当たっては、当局より
関係部課長等の出席を求め審査を行ったところであります。 いずれの件も、趣旨につきましては既に配付されております
請願陳情文書表のとおりでありますので省略し、審査の経過と結果について御報告申し上げます。 最初に、第60
号請願国立療養所南花巻病院・2
交代夜勤の導入の撤回を求めることについて、提出者は、花巻市諏訪500、全
医労花巻支部支部長 伊藤美智子さんでございます。
紹介議員は、
花巻市議会議員高橋綱記君でございます。 本請願は、平成9年3月定例会の初日の会議において本委員会に付託され、同年3月13日、6月19日、9月19日、12月12日及び本定例会の3月13日の5回にわたり審査を行ったところであります。 この件については、
病院当局並びに全
医労双方の参考人から意見を徴し、審査に当たったところであります。 双方の意見により、看護婦の2
交代夜勤の勤務の現状及び夜間通勤がなくなったことなどの利点、勤務が長期間にわたることによる
健康維持と勤務に対する不安などが認識されたところであります。この
意見聴取を踏まえまして審査したところ、勤務時間が16時間にわたることは、健康な生活を送る上では過酷な
労働条件であり願意は理解できるものであることから採択すべきとの意見が出され、また労使間の問題でもあり、双方で解決すべきとの意見も出されたところでありますが、本請願のうち2
交代夜勤の再検討並びに病院の充実・強化についての2点については、請願者の願意は妥当であるということで意見の一致を見、採決の結果、
全会一致をもって
請願事項の1と3について一部採択し、政府に意見書を送付すべきものと決しました。 次に、第76
号陳情矢沢学童クラブ新築移転の
早期実現について、提出者は、花巻市高木15-70-5、
矢沢地区教育振興協議会会長 高橋浩一さん外5名でございます。 本陳情は、平成9年9月定例会の初日の会議において本委員会に付託され、同年9月19日、12月12日及び本定例会中の3月13日の3回にわたり審査を行ったところであります。 この審査に当たりましては、参考人から意見を徴し、また
現地調査も実施したところでありますが、現在の
学童クラブは集会所を利用しており、施設の狭隘化が確認されたところであります。 市当局の考えとしては、先に整備しなければならない
学童クラブもあり、いつからとは断言できないが、
関係部課と協議を進めるなど対応していきたいとの方向性が示されたところであります。これらのことを踏まえて審査をしたところ、
学童クラブに対する考え方、施設に対する考え方など意見が出されたところでありますが、働きながら安心して子育てができる環境の整備と子供を健全で安全に育成したいという願意はだれもが認めるところであり、
請願提出者の願意は妥当であるとの意見の一致を見、採決の結果、
全会一致をもって本請願を採択すべきものと決しました。 次に、第91
号請願保育政策の充実を求めることについて、提出者は、花巻市花城町9番30号、
連合岩手花巻地域協議会議長 伊藤秀和君でございます。
紹介議員は、
花巻市議会議員阿部一男君、同じく
木村幸弘君、同じく
古川昭蔵君、同じく
高橋安之君であります。 本陳情は、今定例会の初日の会議において本委員会に付託され、3月13日に審議を行ったところであり、その際には参考人から意見を徴したところであります。 だれもが安心して子供を産み育てられる環境をつくることが特にも少子化の進展している今日にあって、ますます重要であることはだれもが認識しているところであります。国においては、この
環境整備のため
児童福祉法を改正し平成10年度より施行することにしておりますが、
予算確保が困難であるとの理由で施設の充実を
利用者負担の増大によって行うとしており、子育てには大きな影響があるものと懸念されます。このことから、
子育て支援の確立に向け、また
少子化社会の改善のため、国の責任において
保育政策の充実を図られたいとの本請願の願意は十分理解できるものであるということで意見の一致を見、採決の結果、
全会一致をもって本請願を採択し、政府に意見書を送付すべきものと決しました。 以上で報告を終わります。
○議長(高橋浩君) ただいまの
委員長報告に対し、質疑の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋浩君) なしと認め、質疑を終結いたします。
○議長(高橋浩君) これより討論に入ります。 討論の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋浩君) なしと認め、討論を終結いたします。
○議長(高橋浩君) これより採決いたします。 最初に、第60号請願について採決いたします。 委員長の報告は、第60号請願については、一部採択とすべきであるとするものであります。
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(高橋浩君) 御異議なしと認めます。よって、第60号請願は、
委員長報告のとおり一部採択と決しました。
○議長(高橋浩君) 次に、第76号陳情及び第91号請願について採決いたします。
委員長報告は、第76号陳情及び第91号請願については、採択すべきであるとするものであります。
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(高橋浩君) 御異議なしと認めます。よって、第76号陳情及び第91号請願は、
委員長報告のとおり採択することに決しました。
○議長(高橋浩君) 次に、
産業経済常任委員会に付託中の第78
号請願中小企業勤労者福祉サービスセンター設置について、第85
号請願生産者米価の引き上げと
政府米買い入れ枠の拡大を求めることについてを
一括議題とし、同委員長の報告を求めます。
産業経済常任委員会委員長 八重樫正嗣君。 (
産業経済常任委員会委員長 八重樫正嗣君登壇)
◆
産業経済常任委員会委員長(
八重樫正嗣君) 本委員会に付託されておりました次の請願の審査が終了いたしましたので、その経過と結果について報告いたします。 第78
号請願中小企業勤労者福祉サービスセンター設置について、提出者は、花巻市城内4番3号、
連合岩手花巻地域協議会代表 伊藤新一君であります。
紹介議員は、
花巻市議会議員阿部一男君、同じく
平賀大典君、同じく
大石満雄君、同じく
藤原一二三君、同じく
箱崎英喜君、同じく
高橋綱記君であります。 本請願は、平成9年9月26日の議会において本委員会に付託されたものでありますが、その趣旨につきましては既に配付済みの文書表のとおりでありますし、
紹介議員から詳しい説明がなされておりますので、省略させていただきます。 審査に当たりましては、当局より
関係部課長を説明員として出席を求め、慎重に審査いたしました。
中小企業勤労者福祉サービスセンターは、
我が国経済社会において重要な位置を占めている
中小企業勤労者について、
中小企業と大企業との間の
労働福祉格差を是正し、
中小企業勤労者が生涯にわたり豊かで充実した生活を送ることができるよう、
中小企業が単独で実施しがたい従業員の福祉事業について、共同で大企業並みの福祉事業を実施する団体であります。 審査の経過では、会員数の見込みや事業主の理解が得られるかがポイントとして話し合われましたが、会員数は花巻市のみならず花巻地区1市3町で拡大していくべきことや、事業主の理解については、徹底したPR活動を行い協力を求めていくべきとの意見が出されたところであります。このような意見を踏まえ審査を進めたところ、弱小勤労者の勤労福祉環境向上のために労働省が進めている制度により、
中小企業労働福祉
サービスセンターを設置すべきとの意見の一致を見、
全会一致で採択すべきと決しました。 次に、第85
号請願生産者米価の引き上げと
政府米買い入れ枠の拡大を求めることについて、提出者は、盛岡市本宮小林46-1、農民運動岩手県連合会委員長 寺田旭君外2名であります。
紹介議員は、
花巻市議会議員高橋綱記君であります。 本請願は、平成9年12月5日の会議において本委員会に付託されたものでありますが、その趣旨につきましては既に配付済みの文書表のとおりでありますし、
紹介議員から詳しい説明がなされておりますので、省略させていただきます。 審査に当たりましては、当局より
関係部課長を説明員として出席を求め、慎重に審査いたしました。 請願には6項目の要望がありますが、その内容は、平成9年9月に国及び関係機関に提出した意見書「新たな米穀制度の確立及び農林水産省の再編統合に関する意見書」、同年12月に提出した意見書「WTO体制の見直し改善及び新たな米穀政策の確立に関する意見書」においてほとんどが盛り込まれており、同市議会の意思表示が既に行われていることや、請願の要望項目と提出した意見書の項目とではその数値や要望内容で違いがあるため、請願の趣旨のみ採択すべきものと意見の一致を見、
全会一致で趣旨採択と決しました。
○議長(高橋浩君) ただいまの
委員長報告に対し、質疑の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋浩君) なしと認め、質疑を終結いたします。
○議長(高橋浩君) これより討論に入ります。 討論の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋浩君) なしと認め、討論を終結いたします。
○議長(高橋浩君) これより採決いたします。 最初に、第78号請願について採決いたします。 委員長の報告は、第78号請願は採択とすべきであるとするものであります。
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(高橋浩君) 御異議なしと認めます。よって、第78号請願は、
委員長報告のとおり採択することに決しました。
○議長(高橋浩君) 次に、第85号請願について採決いたします。 委員長の報告は、第85号請願は趣旨採択とすべきであるとするものであります。
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(高橋浩君) 御異議なしと認めます。よって、第85号請願は、
委員長報告のとおり趣旨採択することに決しました。
○議長(高橋浩君) お諮りいたします。それぞれ委員長から、目下委員会において審査中の事件につき、会議規則第102条の規定により閉会中の継続審査の申し出があります。その件名を職員をして朗読いたさせます。 次長。
◎次長(
高橋勝昭君) 花巻空港及び周辺地域整備促進対策
特別委員会委員長
齋藤政人君より、花巻空港及び周辺地域整備促進対策について、生活
環境整備対策
特別委員会委員長
菅原愛助君より、生活
環境整備対策について、
総務常任委員会委員長 鎌田芳雄君より、第87号陳情永住韓国人の
地方参政権に関することについて、第89号陳情「定住外国人の
地方参政権」付与に反対することについて、第90号陳情恒久的所得減税等を求めることについて、
文教福祉常任委員会委員長 和田幹男君より、第9号陳情岩手県立花巻農業高等学校を花巻空港駅周辺地域に移転することについて、第82号請願医療保険制度の連続的改悪に反対し、安心してかかりやすい医療の充実を求めることについて、
産業経済常任委員会委員長 八重樫正嗣君より、第61号請願地域経済振興条例の制定を求めることについて、第68号請願地元小売商業者主導型大型ショッピングセンターの高木地区設置促進について、第84号請願労働時間及び雇用に関する労働契約など労働法制の抜本的改正を求めることについて、第92号請願男女共同参画社会の実現を目指す労働基準法の改正を求めることについて、理由は、いずれもなお調査検討を要するためとなっております。
○議長(高橋浩君) ただいま朗読のものをそれぞれの委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(高橋浩君) 御異議なしと認めます。よって、それぞれの委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
○議長(高橋浩君) お諮りいたします。本日審議予定となっております日程第2、議案第41号から日程第6、
意見書案第45号までの5件については、会議規則第36条第2項の規定により、委員会付託を省略し、直ちに審議いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(高橋浩君) 御異議なしと認めます。よって、日程第2、議案第41号から日程第6、
意見書案第45号までの5件については、委員会付託を省略し、直ちに審議することに決しました。
○議長(高橋浩君) 日程第2、議案第41号岩手県
市町村総合事務組合を組織する
地方公共団体の数の増減及び岩手県
市町村総合事務組合規約の一部変更の協議に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 山口
総務部長。
◎
総務部長(
山口紀士君) 議案第41号岩手県
市町村総合事務組合を組織する
地方公共団体の数の増減及び岩手県
市町村総合事務組合規約の一部変更の協議に関し議決を求めることについてを御説明申し上げます。 本議案は、岩手県内の全市町村及び一部事務組合が構成団体となっております岩手県
市町村総合事務組合において、組合規約の一部を変更する必要が生じたため、
地方自治法第290条の規定により、議会の議決を求めるものであります。 変更内容につきましては、構成団体として新たに気仙広域連合を当該組合に加入させることの協議、2つ目は、この3月末で解散する
釜石地区特別養護老人ホーム組合及び
気仙地区衛生処理組合を同組合から脱退させることの協議、3つ目は、釜石大槌地区行政事務組合の共同処理事務を追加することの協議、4つ目は、一部事務組合の名称変更による内容であり、これに伴う規約改正であります。 別紙の岩手県
市町村総合事務組合規約の一部を変更する規約について御説明いたします。 第2条は、一部事務組合に「広域連合」を加える改正であります。 第3条及び第11条は、広域連合が加わり、「一部事務組合等」とするものです。 別表第1は、解散する「
釜石地区特別養護老人ホーム組合」及び「
気仙地区衛生処理組合」を削り、「西根地区衛生複合事務組合」を「西根地区衛生事務組合」に名称を改め、「気仙広域連合」を加える改正規定であります。 別表第2は、釜石市及び大槌町の消防本部などを釜石大槌地区行政事務組合に移管することに伴い、消防職員に係る賞じゅつ金の支給に関する事務を共同処理しようとする改正規定と所要の整備であります。 附則は本規約の施行日ですが、岩手県知事の許可のあった日から施行するものであります。ただし、別表第1及び別表第2の改正規定は、平成10年4月1日とするものであります。 よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
○議長(高橋浩君) これより質疑に入ります。 質疑の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋浩君) なしと認め、質疑を終結いたします。
○議長(高橋浩君) これより討論に入ります。 討論の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋浩君) なしと認め、討論を終結いたします。
○議長(高橋浩君) これより採決いたします。 議案第41号岩手県
市町村総合事務組合を組織する
地方公共団体の数の増減及び岩手県
市町村総合事務組合規約の一部変更の協議に関し議決を求めることについてを原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(高橋浩君) 御異議なしと認めます。よって、議案第41号は、原案のとおり可決されました。
○議長(高橋浩君) 日程第3、議案第42号
釜石地区特別養護老人ホーム組合及び
気仙地区衛生処理組合の岩手県
市町村総合事務組合からの脱退に伴う
財産処分の協議に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 山口
総務部長。
◎
総務部長(
山口紀士君) 議案第42号
釜石地区特別養護老人ホーム組合及び
気仙地区衛生処理組合の岩手県
市町村総合事務組合からの脱退に伴う
財産処分の協議に関し議決を求めることについてを御説明いたします。 本議案は、ただいま御決定いただきました議案第41号に関連いたしますが、本年3月31日をもって解散する
釜石地区特別養護老人ホーム組合及び
気仙地区衛生処理組合の岩手県
市町村総合事務組合からの脱退に伴う
財産処分の協議に関して、
地方自治法第290条の規定により、議会の議決を求めるものであります。 別紙
財産処分に関する協議書についてを御説明いたします。 1は、岩手県
市町村総合事務組合財政調整基金条例に基づく職員退職手当基金のうち、解散する
釜石地区特別養護老人ホーム組合分は、釜石大槌地区行政事務組合に帰属をさせる定めであります。 2は、同様に解散する
気仙地区衛生処理組合分の基金は、気仙広域連合に帰属させる定めであります。 よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
○議長(高橋浩君) これより質疑に入ります。 質疑の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋浩君) なしと認め、質疑を終結いたします。
○議長(高橋浩君) これより討論に入ります。 討論の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋浩君) なしと認め、討論を終結いたします。
○議長(高橋浩君) これより採決いたします。 議案第42号
釜石地区特別養護老人ホーム組合及び
気仙地区衛生処理組合の岩手県
市町村総合事務組合からの脱退に伴う
財産処分の協議に関し議決を求めることについてを原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(高橋浩君) 御異議なしと認めます。よって、議案第42号は、原案のとおり可決されました。
○議長(高橋浩君) 日程第4、
意見書案第43号
花巻流通業務団地造成事業の促進に関する意見書の提出についてを議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。
鎌田芳雄君。 (
鎌田芳雄君登壇)
◆8番(
鎌田芳雄君) ただいま御提案されました
意見書案第43号
花巻流通業務団地造成事業の促進に関する意見書の提出についての提案理由を申し上げます。 御案内のとおり、
花巻流通業務団地の整備につきましては、昨年12月下旬に平成10年度政府予算に係る大蔵省内示に地域振興整備公団事業として平成10年度着工が盛り込まれたところであります。これに伴いまして、今後事業実施に関し当該公団と岩手県及び花巻市が協議し、合意後において知事と市長から地域振興整備公団法第19条第5項の規定に基づき、当該公団総裁に対して事業要請をする運びになるということであります。これを受けて、当該公団におきましては岩手県及び花巻市の協力を得て事業を実施するということから、県及び当市はもちろんのこと、当花巻市議会の意向を尊重するということであります。したがいまして当市議会におきましても、当該
流通業務団地の整備についてこれまで強く要望しつつ鋭意努力してきたことから、このたび地域振興
整備事業団に対しまして当該事業の採択とその促進について要請し、本事業の早期完成を図るための意見書を提出しようとするものであります。 議員の皆様方におかれましてはこの趣旨を御理解いただきまして、御審議の上、原案のとおり御決定賜りますようよろしく申し上げまして、提案理由の説明といたします。
○議長(高橋浩君) これより質疑に入ります。 質疑の方ありませんか。
高橋綱記君。
◆29番(
高橋綱記君) 29番の
高橋綱記です。 2点お伺いいたします。 その第1点は、花巻市が今日までの議会や全員協議会の中などでの説明の中で、地域整備公団に工事をお願いすることによってできた成果品が通常の地価に比べて非常に高くなる可能性があるということでございまして、地価が高くなりますと、参入する予定の業者の参入も大変厳しくなってくるということで、市が一定の通常以上の工事負担を行い売り渡し、販売価格をできるだけ業者の希望に見合うものにしたいというふうなことを言っておりますが、そういう市財政の投入の問題についてまで議論されておられるのかどうかお伺いをいたしたいと。 それからもう1点は、地域振興整備公団という団体についてであります。かつて花巻温泉フレックスプランを実施する際に、専門の業者ということで日本下水道公団という組織を事業主体にして実施した経過があります。ところが、花巻温泉フレックスプランとは直接関係がなかったわけでありますが、この下水道整備公団なる組織が恒常的に入札にかかわって関係業者と談合しているなどの不正行為があったということが指摘された経過があるわけであります。かかる組織は、非常に建設省や通産省やさまざまなそういう中央官庁の組織と深い結びつきがあったり、天下り官僚を引き受けていたり、癒着構造が疑われる組織ではないかという心配があるわけでありますが、そうした問題についてどのように調査されておられるか。あるいは花巻市が単独でといいますか、市の事業として実施した場合にどうなるのか、その点について検討されておられるのかお伺いをいたします。
○議長(高橋浩君)
鎌田芳雄君。 (
鎌田芳雄君登壇)
◆8番(
鎌田芳雄君) ただいまの高橋議員の質問にお答えします。 まず、第1点目の地価が通常より高くなるので、参入業者の参入が難しくなるから、市財政の投入についてということでございますけれども、本委員会の審議の過程の中でそのようなもありましたけれども、とにかく今回の意見書提出につきましては、この事業の採択をすることを前提に協議したところであります。採択されないことにはいろいろ検討してきた内容が前に進まないということから、もろもろの事情はいろいろあるかもしれませんけれども、とにかくこの議会の意見書の提出がないと県及び市の事業の要請と一体となった要請に基づいて事業が進められるということから、委員会としてはまずこの意見書の提出を重点に審議し、ただいま御説明いたしましたような内容でまとめたということになりました。 それから、第2点目の公団についてでございますけれども、今、この地域振興整備公団につきましては、議員御指摘の他のいろいろな組織の中で不正とか癒着とか、そういったことの心配もお達しがありましたけれども、当委員会といたしましては、政府で承認された公団であるということから、特別そういった疑念を持つまでもなく、正式な公団として認証された団体であることから、県及び市の方針に基づきましてこの公団について意見書を出すということに決定した次第でございます。
○議長(高橋浩君) ほかに質疑の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋浩君) なしと認め、質疑を終結いたします。
○議長(高橋浩君) これより討論に入ります。 討論の方ありませんか。
高橋綱記君。
◆29番(
高橋綱記君) 本事業につきましては、過日花巻市都市計画審議会において流通業務地域の決定と
流通業務団地の決定を行ったところであります。その過程の中では、市内に散らばっている流通業者の状況などをかんがみ、今日の経済の発展の状況や交通事情等から流通業務地域あるいは
流通業務団地を設置する必要性について承認され、私もこれについては賛成したものであります。しかし、これを工事造成するに当たりまして、花巻市の態度が市民全体の利益に奉仕するということではなく、一部の流通業者の利益に奉仕するということになりかねない心配がいまだに払拭されておりません。また地域振興整備公団につきましても、通常の土地区画整理事業などに伴う市の負担分以上のものを花巻市に要望してきている疑いがある団体であります。 日本下水道公団については、先ほどお話しいたしましたが、その組織と同じ疑わしい組織だというふうに私は断定できる資料は何もありませんが、当初からこういう形で市に過分の負担を求めてくるような団体であるとすれば、その事業も大変心配されるわけであります。そういう点で、現在花巻市としては平成10年度の予算において調査費等を計上し、事業の前段としての作業を始める段階であるわけでありますので、今の段階でこのような意見書を市民の十分な理解もないまま上げるということには大変な疑問があると私は考えますので、反対をいたします。
○議長(高橋浩君) ほかに討論の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋浩君) なしと認め、討論を終結いたします。
○議長(高橋浩君) これより採決をいたします。
意見書案第43号
花巻流通業務団地造成事業の促進に関する意見書の提出については、反対がありましたので、起立により採決をいたします。本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (
賛成者起立)
○議長(高橋浩君) 起立多数であります。よって、
意見書案第43号は、原案のとおり可決されました。
○議長(高橋浩君) 日程第5、
意見書案第44号
国立病院・療養所における2
交代夜勤導入の再検討並びに
看護体制の充実を求める意見書の提出について、日程第6、
意見書案第45号
保育政策の充実を求める意見書の提出についてを
一括議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。
和田幹男君。 (
和田幹男君登壇)
◆6番(
和田幹男君) ただいま上程されました
意見書案第44号について御説明を申し上げます。 先ほど第60号請願を採択していただいたところでございますが、現在、一部に導入をされている看護婦の2
交代夜勤導入後の調査再検討と看護婦等の増員により患者が安心して命を預けることができる
看護体制の充実を図っていただくことを願い、お手元に配付しました
意見書案により意見書の提出をしたいというものでございますので、よろしく御審議の上、御賛同いただきますようお願いを申し上げます。 続きまして、
意見書案第45号の提案理由の説明をいたします。 先ほど第91号請願を御採択いただいたところでございますが、安心して子供を産み育てることができることは、だれもが望んでいるものでございます。特にも少子化が進んでいる今日にあって
保育政策の充実をさせることは重要であり、
児童福祉法改正の趣旨と相まって利用者の負担増によることがなく、国の責任において子育て環境の整備を図られることを願い、お手元に配付いたしました
意見書案により意見書の提出をしていただくものでございますので、御審議の上、御賛同いただくようによろしくお願いを申し上げます。
○議長(高橋浩君) これより質疑に入ります。 最初に、
意見書案第44号について質疑の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋浩君) なしと認め、質疑を終結いたします。
○議長(高橋浩君) これより討論に入ります。 討論の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋浩君) なしと認め、討論を終結いたします。
○議長(高橋浩君) これより採決いたします。
意見書案第44号
国立病院・療養所における2
交代夜勤導入の再検討並びに
看護体制の充実を求める意見書の提出についてを原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(高橋浩君) 御異議なしと認めます。よって、
意見書案第44号は、原案のとおり可決されました。
○議長(高橋浩君) 次に、
意見書案第45号について質疑の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋浩君) なしと認め、質疑を終結いたします。
○議長(高橋浩君) これより討論に入ります。 討論の方ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(高橋浩君) 討論を終結いたします。
○議長(高橋浩君) これより採決いたします。
意見書案第45号
保育政策の充実を求める意見書の提出についてを原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(高橋浩君) 御異議なしと認めます。よって、
意見書案第45号は、原案のとおり可決されました。
○議長(高橋浩君) 以上をもちまして本定例会に付議されました案件の審議は全部終了いたしました。これにて平成10年第1回花巻
市議会定例会を閉会いたします。御苦労さまでした。 午前11時9分 閉会
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。 花巻市議会議長 高橋 浩 花巻市議会副議長
多田昌助 花巻市議会議員
阿部一男 花巻市議会議員
鎌田正旦 花巻市議会議員
平賀大典...